第13回tweet

フランク・ザッパのドキュメンタリー『ZAPPA』を見た。日本版のDVDが出るのを待っててAmazonに出てすぐに予約注文。今日の昼ついに届いた。帰宅後、早速見始めて数分で気が散り始めた。見終えて何が気に入らなかったのか言葉にしようとすると、そもそも何を期待していたのかもわからなくなった。

 

自身の聴きたい音楽を誰にも邪魔されず作曲し演奏し聴くかということがザッパの基本的な態度であることを示しながらも、映画の力点はザッパの家族・人間関係や社会的評価を描くことであるように見えた。そのせいかザッパが追求した音楽が劇中で流れていても、それを聴いて「いいな」と感じられる瞬間がほとんどなかった。

 

ザッパが最後にはグラミー賞やロックの殿堂に認められたと言うことこそ、ザッパの音楽にとってはどうでもいいことだったじゃないかと思う。だからエンドロール前にああ言った文言を差し込むより一回でいいから時間幅をとって音楽をちゃんと聴かせて欲しかったな。